エアコン水漏れの原因と対策を徹底解説!水漏れの故障との正しい向き合い方
- Rich Island Company
- 8月23日
- 読了時間: 4分
更新日:8月27日

夏場や梅雨時期になると、「エアコンから水が漏れてきた!」というトラブルの相談が急増します。実際、私たちの現場でも水漏れの依頼件数は年々増加傾向にあります。
その背景には、エアコンの構造やガスの性質、そして使用環境が関係しています。本記事では、なぜ水漏れが増えるのか、そして主な原因と対策について詳しく解説します。
1.なぜ夏にエアコンの水漏れの依頼が増えるのか?
エアコンは「冷やす機械」であると同時に、「結露を発生させる機械」でもあります。冷房時、室内機のアルミフィンに冷たい冷媒が流れることで空気中の水分が結露し、水となってドレンホースを通じて外へ排出されます。つまり、水が出ること自体は正常な動作です。しかし、
ドレンホースが詰まる
ガス不足で冷えが悪くなり、結露のバランスが崩れる
内部の汚れで水の流れが阻害される
といった要因が重なることで「異常な水漏れ」となります。さらに、エアコンガスが完全に抜けてしまうと冷えなくなり結露自体が発生しません。そのため「まだ冷えるけど水が漏れる」という段階で故障や詰まりに気づき、依頼が集中する傾向にあるのです。
2.エアコン水漏れの主な原因と対策
ここからは、現場で特に多い原因を一つずつ取り上げ、対策も合わせてご紹介します。
2-1. ドレンホースの詰まり
ホコリやカビ、虫の侵入によってドレンホースが詰まると水が逆流し、室内機から水漏れします。特に梅雨や夏場はカビが発生しやすいため要注意です。対策としては、
定期的に業者によるクリーニングを受ける
ホース先端に防虫キャップを付ける
市販のドレンホースクリーナーで吸引する
2-2. アルミフィン(熱交換器)の汚れ
エアコン内部の熱交換器にホコリや油汚れが付着すると、水の流れがせき止められ、滴下が不規則になり水漏れのリスクが高まります。できる事としては、
フィルターを月1回以上掃除する
1〜2年に1度は分解クリーニングを依頼する
自宅で無理にスプレー洗浄すると逆に汚れが奥へ流れ込むため注意
2-3. ドレンパンの破損や傾き
ドレンパンは結露水を受ける受け皿です。経年劣化でひび割れたり、設置が傾いていると水がうまく流れず、漏れの原因になります。以下のような対策をしていきましょう。
設置時の水平確認を徹底する
破損時は部品交換が必要
古い機種なら修理より買い替えを検討するのも合理的
2-4. 断熱不良
エアコンは空気を冷やすためには、結露が必ずおきます。
それは室内機の熱交換器のアルミファンだけではありません。冷媒ガスが通過する配管、結露した冷たい水が通るドレインホース、結露の水を受け止めるドレインパン。ありとあらゆる箇所から水が漏れる可能性があります。新品を設置してすぐに結露の水漏れの場合は施工不良の可能性が高いです。
ですが、何年か過ぎてから水漏れしてきた場合、断熱材の劣化による可能性が高くなります。
断熱材に巻いてあるテープがキツく巻かれて断熱材が潰れてしまっている場合、断熱材のスポンジが柔らかさを失い断熱効果がなくなってしまい、結果結露が起こってしまいます。それが部屋の外であれば、そんなに気になる事はありませんが、一転室内となると事は重大です。エアコンを使用するたびに大量の水がエアコンから溢れ出てきます。
断熱不良による水漏れは、自分で修理するのはとても難易度も高いです。エアコンを分解できる専門の技術が必要となります。
3.水漏れを放置するとどうなる?
「ちょっとした水漏れだから」と放置してしまうと、以下のようなリスクがあります。
壁紙や床材のカビ・腐食
室内機基板への浸水による故障
電気系統のショート
軽い水漏れも放置すれば大きな修理費用につながりかねません。
4.まとめ
エアコンの水漏れは、実は単なる「故障」ではなく、さまざまな要因が絡み合って発生します。特に「エアコンの内部が汚れているい→汚れがドレインパンに溜まる→ ドレインが詰まる→ 水漏れが起きる」という流れは今後増えると予想されます。
水漏れの原因を正しく見極め、早めに対策を取ることが大切です。定期的なクリーニングと点検で、安心してエアコンを使える環境を整えていきましょう。
当社 Rich Island Company では、洗剤を使わない安心・安全なクリーニングをはじめ、修理や水漏れ対応も行っています。「水が垂れてきた」「冷えが悪い」などの症状があれば、お気軽にご相談ください。
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